+遊び心のやきもの|清水焼
興りは桃山時代、京都にて茶の湯の隆盛とともに製陶の中心を担い発展してきた京焼・清水焼。
日用品として発達した他の陶器とは一線を画し、意匠と技法を大胆に取り入れた京焼・清水焼は、茶の湯などに利用されながら、人の目を楽しませる事を念頭に手間を惜しまず、遊び心を持ってつくられてきた結果と謂えましょう。
現在でも京焼・清水焼は、機械生産にはない手作りの良さを守り、一つひとつ職人の手で作られています。
雲楽窯 生きた技術を見る|京都の隠れた穴場
「お寺や神社など京都には見所が沢山あります。しかし、京都にしかない生きた技術を観ることこそ本当の観光ではないかと私は思います。」
雲楽窯工房では、通常観ることのできない清水焼の本当の制作工程を、熟練した職人、又は窯元自ら目の前でろくろを回しながらご案内致します。
特にろくろでの成型過程では涙して感激される方もおいでですが、ひとつの形が出来上がっていく様はそれ程にも心を動かすものであると思います。
一般公開はしておりませんのでご予約の上、足をお運びください。
雲楽窯 その表現
雲楽窯は京都清水焼団地に構える窯元です。雲楽窯でつくり出すやきものの魅力、ひとくちで言えば、うっすらと青みがかった地色の美しさと謂えましょう。
1963年、登窯が主流の時代、京都で初めて電気窯を取り入れ、焼成に成功。つづき1965年、独創の窯変釉「青抹陶」を開発しました。
焼成時の僅かな条件の変化で生まれる白、結晶、青み。その上品な質感と柔らかな肌合い、乾山風の枯淡な絵柄を合わせた作品は高い評価を頂き、清水焼の新しい境地をつくり出しました。
斎藤雲楽 その願い
この窯でしかできない作品をつくり、大勢の方に喜んでいただくのが私の喜びです。
「いいもの」をいかに多くの人々に知っていただき、使っていただくか、私はそのことにこれまでずっと力を注いできました。
日常、使われるときに最も美しさが発揚される陶器同時にお客様との直接の対話を大事にし、ろくろを引く現場をはじめ自分自身の技術も多くの方々に見ていただくようにしてきたのも、そうした交流の中で「なぜ京焼・清水焼がすばらしいのか、その良さはどこにあるのか」を、少しでも理解していただきたいという願いからです。
ほんものを贈る
引出物
「ご婚礼引出物はご両家の顔となる品。是非ご自分たちの目でお選びいただきたい」とは、窯元当主の希望です。お喜びいただける自信があるからこそ。
雲楽窯独創の技術が生きた清水焼。一三〇〇度で焼成されたやきものは堅く、洗剤にも強く、日用品としての使い勝手もいいものです。
市場では高額な品々を窯元ならではのサービスと卸価格でお求めいただけます。
贈物
ご贈答に清水焼、と言えば高価なものです。しかし雲楽窯では数量が合えば、雲楽窯独自の技術の生きた清水焼を窯元ならではの卸価格で製造いたします。
ご贈答に清水焼を考えられておられる方、品に迷われていらっしゃる方、是非一度工房に足をお運びください。